小学校入学準備

「ランドセルじゃなくてもいいの?」5歳児のママ・パパが知っておきたいランリュックという新選択

ランリュックとは?

「リュッセル」や「ランリュック」とは、ランドセルとリュックサックの長所を組み合わせた、小学生向けの新しいタイプの通学カバンです。ランドセルとリュックサックの中間的な位置づけにあり、両者の利点を兼ね備えています。子どもの体格や通学スタイル、予算などに合わせて選ぶことができるのが特徴です。

開発の背景

ランドセルは耐久性に優れていますが、重量が1kg以上あり、子どもへの負担が大きいという問題がありました。一方、リュックサックは軽量ですが、耐久性に劣ります。そこで、両者の長所を取り入れた「リュッセル」や「ランリュック」が開発されました。

ランリュックのメリット

軽量性

ランリュックの最大の魅力は、その軽さです。多くの製品が1,000g以下に抑えられており、中には720gという超軽量モデルもあります。従来のランドセルの平均的な重さが1,000〜1,500gといわれているので、比較して圧倒的に軽いものが多いです。

使いやすさ

ガバっと大きく開くタイプが多いので、出し入れがしやすく、ランドセルの底でプリントがぐちゃっとなったり、給食袋を出し忘れたりすることも防ぎやすいです。また、背負った時に重く感じないように、教科書や水筒を固定できるベルトやポケットがついているモデルもあります。

価格

ランリュックは、ランドセルよりも安価な設定になっていることが多いです。これは、使用する素材や機能の違いによるものです。ランドセルが6万円以上するのに対し、ランリュックは2万円台から5万円台のものが多いです。

デザイン

ランドセルに比べて、よりカジュアルなデザインが多く、子どもの好みに合わせて選ぶことができます。また、ランドセルと同様に、安全性に配慮した反射材などが取り付けられています。

ランリュックを選ぶ際のポイント

重さ

ランリュックを検討するうえで、もっとも気になるのが「どれくらい軽いのか」という点です。ただし、本体の重さだけで選ぶのではなく、ベルトや背カンに軽く背負える工夫があるものを選ぶことが大切です。

耐久性

リュックサックよりも丈夫な素材を使用し、ランドセルに近い耐久性を実現しているものが多いですが、ランドセルほどの耐久性はないため、保証期間はランドセルより短いことが多いです。製品によっては6年間無料修理保証付きのものもあるので、確認しておきましょう。

容量

子どもの年齢や体格に合わせた容量選びも重要です。小学生であれば15〜20L前後が目安となります。また、荷物の量に応じて容量を調節できる機能があると便利です。

人気のランリュックブランド

モンベル(mont-bell)わんパック 15

軽量で機能性に優れており、5歳児の通園・お出かけにも最適です。価格は17,000円程度です。

池田屋 AIR RUCK コーデュラライト×ベルバイオ

本体はコーデュラナイロン製で、穴あきや引き裂きに強いです。かぶせは人工皮革のベルバイオを使用しており、着脱式のため、自分好みにアレンジ可能。重量は790gと超軽量仕立てです。価格は63,000円程度です。

ニューランド(NuLAND)NuLAND PREMIER

軽量で背負いやすく、見た目はほぼランドセルです。ガバっと大きく開くので、出し入れがしやすいのが特徴です。価格は60,500円程度です。

Rikomon(リコモン)リュッセル NINE

ランドセルとリュックの良いとこ取りをしたモデルで、軽量かつ機能的です。価格は55,000円程度です。

まわりの反応は?

親として「みんなと違うと心配」な方もいらっしゃるかもしれませんが、リアルな子どもたちの反応は、他の子のランドセル型リュックに対して「特に、興味なし」が本音のようです。リュックだろうが、ランドセルだろうが、自分のものにしか、あまり興味はないようです。

地域によっても差がありますが、年々ランリュックを選ぶ家庭は増加傾向にあります。以前は1クラスに1人程度だったものが、最近では1クラスに3人ほどになっているケースもあります。

最後に

ランドセルかランリュックか、どちらを選ぶべきかは、お子さんの体格や好み、ご家庭の考え方によって異なります。ランリュックは軽さや使いやすさが魅力ですが、伝統的なランドセルも6年間使い続ける耐久性や安心感があります。

大切なのは、お子さんが「これがいい!」と思えるものを選ぶことです。実際に店舗で背負わせてみたり、カタログをじっくり見比べたりして、お子さんと一緒に選ぶ時間を楽しんでください。

入学は大きな節目です。お子さんが毎日楽しく通学できるよう、ぴったりの通学カバンを見つけてあげましょう。

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